持久走は全身持久力を調べるスポーツテストの種目です。
小学生の体力測定ではありませんが中学生以上の学年になると始まります。
男子が1500m走で女子が1000m走の秒数を計測します。
1000or1500mは陸上でいうと中距離走に値します。
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中学生の持久走の平均タイムは何秒か?
以下の表をご覧下さい。
12歳以上(中学生以上からの統計となっております。
- 中学一年生の男子の平均値が426秒97(7分6秒97)となっており、女子が301秒06(5分1秒06)となっております。
- 中学2年男子の平均は385秒46(6分25秒46)、女子が292秒7(4分52秒7)
- 中学三年生男子の平均は375秒53(6分15秒53)で女子が298秒73(4分58秒73)
中学生時代は大幅に男子のタイムが縮むようです。
それに比べて女子の方はさほど縮まないどころかむしろ中2以降は伸びています。
まあ、どちらの性も中学校二年生を境にして記録がどちらかに傾くのでしょう。
成長期に差し掛かっているので男子はより男らしくなると共に持久力も増し、女子はより女らしくなる代わりに運動能力が頭打ちになってくるということなのでしょう。
中三でクラスナンバーワンの男子が301秒(5分1秒)、学年トップの奴が267秒(4分27秒)でした。
高校生の持久走の平均タイムは何秒?
見にくいと思うので再び上記の写真を再掲載します。
高校一年生男子の平均は378秒54(6分18秒54)で女子が303秒74(5分3秒74)です。
どちらも中学校3年の時の平均と比べて遅くなっているのが分かると思います。
高校二年生男子の平均は369秒70(6分9秒70)で女子は301秒61(5分1秒61)です。
高校2年になるとどちらもタイムが速くなりますね。これは恐らく運動部の部活がハードなためだと思われます。
高校三年生では男子365秒72(6分5秒72)、女子304秒25(5分4秒25)です。
男子は高校三年の時点で持久走のタイムのピークが来るようです。女子のピークは中二でしたが。
高3でクラス一の奴が281秒(4分41秒)で、学年トップが261秒(4分21秒)でした。
大学生の持久走の平均タイムは何秒?
再度掲載
大学一年生の男子は382秒16(6分22秒16)、女子は303秒26(5分3秒26)
大学二年生男子は396秒79(6分16秒79)で女子が300秒85(5分00秒85)
大学三年男子677秒17(11分17秒17)・・・???と、これ以降は大幅にタイムが遅くなっているので持久走のタイムでは無く急歩の平均タイムだと思われます。
持久走(1500m走)の日本記録
- 中学校一年生:佐々木塁・4分4秒00
- 中学校二年生:佐々木塁・4分00秒01
- 中学校三年生:池田親・3分55秒90
- 高校一年生:佐藤清治・3分44秒6
- 高校二年生:佐藤清治・3分43秒26
- 高校三年生:佐藤清治・3分38秒49
- 社会人:小林史和・3分37秒42
日本記録では小林史和のタイムが最高のようです。
このタイムを出すには100mあたり14秒46のペースで走らないといけません。
100m14秒46というと中学一年の俊足レベルです。
それをあと1400mも走らなければならないとか・・・
凄いスタミナとスピードですよね。中距離走の選手恐るべし
持久走(1500m走)の世界記録
1500m走の世界記録はモロッコのヒシャム・エルゲルージの3分26秒00です。
このタイムを出すには100mを13秒73の速さで走らなければならない為、相当なスピードとスタミナという相反した力をバランスよく兼ね備えているランナーでしか出し得ません。
100m走13秒73って・・・中学一年生の学年トップクラスのレベルの走力ですよ?
考えられますか?ちょっと考えられないですよね?
世界の記録って本当に凄いと思いました。
まとめ
いかかでしたでしょうか?1500m走は中学や高校のスポーツテストでも実施しますしオリンピックの公式種目でもあります。なので100m走と同様に親しみの湧きやすい陸上競技の公式種目なのではないでしょうか?
オリンピックや世界陸上などのスポーツイベントで100m走と1500m走はそういった理由から結構好まれると思われます。
1500m走は100m走とは異なり、スピードや瞬発力さえあれば良いというものではありません。
勿論スピードがあるに越したことはありませんがスタミナも同じぐらい重要です。
800・1500・3000は中距離ですが一番この距離が中距離らしいと私は思います。
スピード50・スタミナ50というバランスの良いタイプが距離に強いでしょう。