言うなれば足で勝つ野球じゃよ。
野球は9人で行われるスポーツなのは誰もがご存知じゃろう。
もし9人全員が五十メートル六秒台前半〜5秒台の俊足だったらどうなのだろうか?
きっと面白いと思うのじゃよ。
普通、チーム内で最も足の速い選手を一番打者に据える事を野球ファンなら知っとるじゃろう。
次に足が速くてバントが上手い選手を2番打者に据え、総合力のある者を三番打者に据え、足はそこまで速くないが長打力ある者を四番打者に据えるのが打線のセオリーじゃ。
1、2、3番打者に塁に進出してもらって4番打者が一気にホームランをどかーんと打つという寸法じゃな。
しかーし、一人一人足が早ければ長打力は殆ど不必要じゃと思わんか?
ヒットさえ打って類に出れば良いのじゃからのぉ。
ファミスタのピノという架空の野球選手を覚えておるか?
ワシゃ昔あのキャラクターに遭遇した時軽く衝撃を受けてのう、今もワシが存在するのもあのピノのお陰なのじゃよ。
ナムコスターズのピノはワシに多大なる影響を与えてくれおった。
どんな野球選手よりも好きな選手でな、100mを9秒86という世界レベルの短距離アスリートに匹敵するタイムで走り抜けてしまうのをワールドスタジアム2のミニゲームで垣間見たものじゃよ。
ガーハッハッハッハッ!
んまあ、そんな偉大なるピノ選手のお陰もあってか、打者全員がピノのような俊足軍団で野球をしたらどうなるのだろうか?というアイデアが浮かんできたのじゃよ。
一番現実的なのはまず、全球団の中から一番足の速い選手を引っこ抜いてチームを結成する事じゃ。
セリーグはヤクルト、巨人、横浜、中日、阪神、広島の中から1人づつ。
パリーグは日本ハム、楽天、オリックス、ソフトバンク、の中から一人づつ。
んまあ、このように全球団からヘットハンティングしてもうたら12人になってしまうが残り三人はベンチで代走という事にしておこうぞ。
12人の中でも一番足が速い者をトップバッターすなわちリードオフマンに据えるのじゃ。
メンバー全員が50m走5秒台の走力の持ち主の野球チーム・・・
向かうところ敵無しじゃと思わんか?
もう、考えるだけでワクワクしてこんか?
ワシゃ想像しただけでもウキウキしとるがな。
どうじゃ?
オヌシもおもろいと思わんかのぅ?
もしこんな企画が実現したら一目散に見てみたいものじゃ。
その暁にはワシゃテレビ画面に釘付けになっとると思うがな。