2019年ラグビーワールドカップで日本代表チームが決勝トーナメント進出を果たし、大躍進していますね。
今回のラグビー日本代表の活躍でラグビーのファンが急増、がぜん注目を浴びるスポーツになりました。ラグビーのプロリーグ化も進んでいるのだとか。
そんな“熱い”ラグビーですが、2020年の東京オリンピックにも正式種目としてあります。ただしワールドカップは15人制、オリンピックは7人制です。オリンピックの正式種目となったのは、前回の2016年リオオリンピックからです。
2019年のワールドカップ日本代表選手には、リオオリンピックでの7人制での代表選手を経験している選手がいて、リオオリンピックでの試合で足の速さを見込まれた福岡堅樹選手(ウィング)をはじめ、德永 祥尭選手(バックロー)、レメキ・ロマノ愛選手(ウィング)が経験者です。
>>> 日本ラグビー代表の松島選手と福岡選手の100mの速さは?
この7人制ラグビーは「セブンズ」といわれて、こちらも4年に1度のワールドカップが開催されています。(前回は2018年アメリカ)
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東京オリンピックのラグビー日本代表選手は誰?
2020年に開催される東京オリンピックでのラグビーは男女12チーム(国)が参加します。日本は開催国なので、すでに出場枠に入っています。
ラグビー男子は前回の2016年オリンピックで4位になっていて、今回はメダル獲得を目指しています。
【男子セブンズ日本代表】
本日いよいよ、アジアシリーズ最終戦スリランカに向けて出発します✈️🇱🇰
男子セブンズ日本代表へのご声援をよろしくお願いいたします!#rugbyjp #OneTeam #IMJAPAN pic.twitter.com/wFQxIZ3vzy— 日本ラグビーフットボール協会 (@JRFUMedia) September 25, 2019
2019年7月10日に第1次オリンピックスコッドが発表されていて、メンバーは、
- 副島亀里ララボウ・ラティアナラ
- 木村直樹
- 藤田慶和
- 山内俊輝
- 松井千士
- 林 大成
- トロケ・マイケル
- 坂井克行
- トゥキリ・ロテ
- 小澤 大
- 橋野皓介
- 羽野一志
- 中澤健宏
となっています。なおワールドカップ終了後の12月に、再度スコッドの見直しをする予定とのことです。
東京オリンピック ラグビー試合日程・会場
2020年7月27日(月):男子予選ラウンド
2020年7月28日(火):男子予選ラウンド、9-12位決定戦、準々決勝戦
2020年7月29日(水):男子順位決定戦、準決勝戦、決勝戦
2020年7月30日(木):女子予選ラウンド
2020年7月31日(金):女子予選ラウンド、9-12位決定戦、準々決勝戦
2020年8月1日(土):女子順位決定戦、準決勝戦、決勝戦
場所:東京スタジアム(東京都調布市)
ラグビーのオリンピック出場国/チームとランキング(男子)
またラグビーのランキング(2019年10月時点)は15人制と7人制では違っていて、日本の場合、
- 15人制:7位
- 7人制:15位
となっています。
おもしろいことに、7人制と15人制のランキングは意外な国が上位となっていて、なかなか興味深いです。(2019年11月27日現在)
ランキング | 7人制 | 15人制 |
---|---|---|
1 | フィジー | 南アフリカ |
2 | アメリカ | ニュージーランド |
3 | ニージーランド | イングランド |
4 | 南アフリカ | ウェールズ |
5 | イングランド | アイルランド |
6 | サモア | オーストラリア |
7 | オーストラリア | フランス |
8 | フランス | 日本 |
9 | アルゼンチン | スコットランド |
10 | スコットランド | アルゼンチン |
11 | カナダ | フィジー |
12 | スペイン | イタリア |
13 | ケニア | トンガ |
14 | ウェールズ | ジャージア |
15 | 日本 | サモア |
2019年10月現在で東京オリンピックへの出場が決まっている国(チーム)は、12カ国です。開催国、ワールドラグビーセブンスシリーズの上位4カ国、各6地域の予選1位(各1枠)、世界最終予選(1枠)の計12カ国、このうちすでに8カ国が決まっています。
2019年11月にそれぞれののこった地域の予選が行われ、残すは最終予選(2020年6月)となりました。それぞれの予選の結果9カ国目~11カ国目は、
- 日本(開催国)
- フィジー(ワールドラグビーセブンズシリーズ)
- アメリカ(ワールドラグビーセブンズシリーズ)
- ニュージーランド(ワールドラグビーセブンズシリーズ)
- 南アフリカ(ワールドラグビーセブンズシリーズ)
- アルゼンチン(南米)
- カナダ(北中米)
- イングランド(ヨーロッパ)
- アフリカ代表:ケニア
- オセアニア代表:オーストラリア
- アジア代表:韓国
となりました。
ラグビー7人制と15人制の違いは何?ルールは同じ、時間は短い
オリンピックの7人制ラグビーは、同じコートを7人で使い、時間は7分ハーフの合計14分です。そのためダイナミックでスピーディーな試合展開となります。
それにしても7人であのコートの広さを走るなんて、、。
ルールは15人制とほぼ変わらず、得点の方法も同じです。
ただスクラムは15人制が8人で組むのに対して、7人制は3人で組みます。人数が少ないので当然ですが。
あと大きく違うのは、ペナルティーゴールのようなキックで、15人制の場合は地面にしっかり置いてボールをけるプレースキックですが、7人制の場合は時間がないので、地面にボールをワンバウンドさせてけるドロップゴールです。
せっかく今回のラグビーワールドカップで日本代表選手やラグビーに“熱く”なったので、これを一過性のものにせず、継続的なファンになるようにラグビー界を盛り上げていきたいですね。