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皆さんは走る練習をする時に下半身ばかり意識してしていませんか?

もちろん下半身の筋力やスタート時の瞬発力等の練習も大切ですが、走る際に腕振りはとても重要な役割をしていますので上半身をうまく使う練習も必要になってきます。

ですので、ここでは短距離走の上半身の使い方、特に腕振りのポイントを中心的にご紹介いたします。

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長距離走とは違う腕振りの役割

長距離走ではスタミナを温存しつつ走らなければいけないのに対して、短距離走では短時間でいかに効率よく速く走れるかが重要になってきます。ですので走り方自体が変わってくるという事を覚えておいて下さい。

走る時に頭をなるべく動かさないといいますが、これは長距離も短距離も関係なくどちらでも必要な事です。ではどこが違うのかというと腕の振り方です。走る際に腕の振り方でスタミナを温存するのか、スピードを上げるのか調整しています。ですので短距離走の時はスピードを上げる腕振りを意識すると良いです。

 

足の回転スピードをサポートするのは腕

走る際の速さに直結してくるのは、歩幅と足の回転するスピードになってきます。しかし、腕振りがないと回転するスピードは上昇しません

試してみると分かるのですが、腕を動かさず下ろしたまま走ろうとしてもぎこちなくなってしまいます。そこでいくつかのポイントを押さえておきます。

ポイント1

まず1つ目は腕を大きく後ろへ動かす事です。

腕を前に出す為の準備になり、反対側の前に出ている腕のバランスを取る為に必要になってきます。腕のバランスがとれていないと足へ伝わる力がバラバラになり、走りが安定しなくなります。腕を後ろへ大きく上げるには肩甲骨が柔らかくないと痛めてしまう可能性もあるので注意が必要です。しっかりと準備運動しましょう。

ポイント2

そして2つ目は力を入れるのは腕を前に出す時だけにする。身体より前に出る瞬間です。

これは前方への推進力を増す為であり、いくら腕振りが重要とはいえ常に力を入れるのは逆効果になります。ここで脇を締める事も忘れないでください。脇を締める事によって無駄な動きが無くなり、効率的に前方へ力が働きます。

 

以上のように腕をしっかりと振る事は、スタミナを犠牲にしますが、骨盤へと動きが繋がり、そこから足へ伝わります。

すると走るスピードが上がるにつれて腕の動きも安定し、走るフォーム全体が安定してきます。ですので上半身、特に腕の振り方をマスターする事は短時間でどれだけ力を足に伝えられるかという事です。

短距離走の練習をする上で下半身だけでなくしっかりと腕を振る練習もしてみてはいかがでしょうか。

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