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2020年の東京オリンピックの前に陸上では注目の世界大会「2019年世界陸上ドーハ大会」が開催されます。

世界陸上2019:2019年9月27日(28日)~10月6日(7日)@カタール/ドーハ

さらにこのドーハ、2022年のサッカーワールドカップでも開催国となっています。
世界的なスポーツの開催が続くドーハ(カタール)ですが、その世界陸上の競技日程の変更が発表になりました。東京オリンピックでも懸念されている「暑さ」の対策として、ほぼ全ての競技を夕方~夜間にするという大胆な措置をとっています。

戦いの舞台となるハリーファ国際スタジアム(Khalifa International Stadium)には空調システムが完備されることになっていますが、日中の高温多湿の環境を避けた措置ということです。またマラソンはスタジアムの外のため完全に真夜中(23:59開始!)に開催することになっていて、街のイルミネーションを見ながらの競技になりそうです。
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2019年世界陸上競技日程と開催時間(日本時間)

2019年の世界陸上では、4×400mの男女混合リレーが競技で初めて行われる他、女子マラソンは初日の深夜23:59のスタートとユニークな開催が注目されています。また恒例として開催最後に行われる男子4×400mリレーは10月6日の最終に決勝が行われますが、その開始時間は21:30となっています。

主な注目の競技の開催日程は以下の通りです。( )は日本時間。ドーハとの時差は6時間です。代表選手が参加できそうな競技を抜粋しました。

1日目:2019年9月27日

16:35(22:35) 男子100m 予選
18:05(28日0:05) 男子100m  予選
20:30(28日2:30) 男子400mハードル 予選
23:59(28日5:59) 女子マラソン 決勝

2日目:2019年9月28日

16:30(22:30) 女子100m 予選
17:30(23:30) 男子棒高飛び 予選
18:05(29日0:05) 男子400mハードル 準決勝
18:45(29日0:45) 男子100m準決勝
20:00(29日2:00) 混合4×400mリレー 予選
22:15(29日4:15) 男子100m 決勝

3日目:2019年9月29日

20:05(30日2:05) 男子200m 予選
21:20(30日3:20) 女子100m 準決勝
22:35(30日4:35) 混合4×400m リレー決勝
23:20(30日5:20) 女子100m 決勝

4日目:2019年9月30日

17:05(23:05) 女子200m 準決勝
20:50(1日2:50) 男子200m 準決勝
22:40(1日4:50) 男子400mハードル 決勝

5日目:2019年10月1日

20:05(2日2:05) 男子棒高飛 決勝
21:35(2日3:35) 男子200m 準決勝
22:40(2日4:50) 男子200m 決勝

8日目:10月4日

21:05(5日3:05) 男子4×100mリレー 予選
22:20(5日4:20) 男子400m 決勝

9日目:10月5日

16:30(22:30) 男子やり投げ 予選A
18:00(6日0:00)男子やり投げ 予選B
20:25(6日2:25) 男子4×400mリレー 予選
22:15(6日4:15) 男子4×100mリレー 決勝
23:59(6日5:59) 男子マラソン 決勝

10日目:10月6日

19:55(7日1:55) 男子やり投げ 決勝
21:30(7日3:30) 男子4×400mリレー 決勝

ドーハ世界陸上2019の出場資格基準とリレーの出場基準

ドーハ世界陸上2019への出場は、各アスリート3つの方法で出場できるようになっています。

2018年12月に参加資格の詳細が発表されました。>>> 参加選考基準を知る

一つ目は資格記録期限が終わった時点で、IAAFワールドランキングにおいて上位につけたアスリート(2019年9月6日公表予定)、二つ目は屋外の世界陸上の現王者:2019年ダイヤモンドリーグ(IAAF Diamond League 2019)の優勝者もしくは、世界ハンマースローチャレンジ(IAAF Hammer Throw Challenge)、世界競歩チャレンジ(IAAF Race Walk Challenge)、世界混成競技チャレンジ(IAAF Combined Events Challenge)の勝者、最後はIAAFで定められた規則に従い、資格記録期限の間に参加標準記録を達成したアスリートとなっています。

各国はこれらのIAAFの基準に基づいて代表者を決定することになります。特に3番目の基準において自国選手の選抜を行うわけですが、日本はこの選考会を世界陸上直前に開催される「日本陸上競技選手権大会」で決めることになっています。2019年は103回目となる大会で、2019年6月27日~30日に福岡で開催されます。

この「参加標準記録」は2018年11月1日に発表される予定で、この基準に満たなければ参加資格はもらえないことになります。そのため実施競技すべてに代表者が参加できるわけではなく、参加条件の段階で予備戦が行われているわけです。これは競技の質を上げるためのものです。ちなみに参加競技についても参加選手は上位3名までとなっています。

世界陸上リレーの参加基準と代表派遣

リレーは独自の出場資格基準があり、条件をクリアして出場権がもらえないと参加することはできません。そのため参加資格を得てからの選手選抜となります。

そのリレーに関しての独自の参加基準は、
① 2019に開催されるワールドリレーズ(IAAFが主催する国際大会)で男女 4×100m リレー及び男女 4×400m リレーの各上位10カ国。
② 上記以外の参加標準記録有効期間内の記録上位6カ国。ただしホスト国(カタール)が①及び②に含まれない場合は、②による出場国は5カ国となる。
③ 2019年に開催されるワールドリレーズで混交4×400mの上位12カ国。
④ ③以外で、参加標準記録有効時間内の記録上位4カ国。ただしホスト国(カタール)が③及び④に含まれない場合は、④による参加国は3カ国となる。

【参加標準記録】

  • 10000m、混成競技、リレー:2018年3月7日~2019年9月6日
  • その他競技:2018年9月7日~2019年9月6日

毎年何かしらの競技で記録が更新されているため、今回の参加標準記録はより厳しいものになると予想されています。東京オリンピックや大きな大会に向けての選手達の鍛錬の日々は続きそうねすね。

 

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