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東京オリンピックが近づくにつれ、日本代表選手の内定の話題も聞かれるようになってきましたね。

忘れてはいけないのはオリンピックの次にはパラリンピックがあるということです。

2020年8月25日~9月6日まで開催されます。

実際のところ、どのくらいパラリンピックの陸上種目を知っていますか?
パラリンピック陸上の種目は168です。これは種目によって障害のランク分けが細かくされているためで、実際の大きな種目は25種目(男女)となっています。

当然ですが、オリンピックの種目にあってパラリンピックの種目にないもの、その逆のパラリンピックにしかないものもあります。

その種目やルールを見ていきましょう。観戦の仕方がわかればパラリンピックにも興味がわいて楽しめること間違いなしです。

ちなみにパラリンピックでもあるマラソンの会場は、オリンピックより後ろの9月ということで、会場の変更はありません(東京開催)

パラリンピック陸上とオリンピック陸上の種目の違い

陸上といってもオリンピックの種目すらあいまいなところ、パラリンピックの種目なんて、、。
以下が陸上オリ・パラの種目一覧です。

オリンピック パラリンピック
100m 100m
200m 200m
400m 400m
800m 800m
1500m 1500m
5000m 5000m
10000m マラソン
マラソン 走幅跳
100mH(女子) こん棒投
110mH(男子) 円盤投
400mH やり投
3000mSC 砲丸投
20km競歩 混合4x100mR(混合)
50km競歩
4×100mR
4×400mR
混合4×400mR
走高跳
棒高跳
走幅跳
三段跳
砲丸投
円盤投
ハンマー投
やり投
七種競技(女子)
十種競技(男子)

パラリンピックでは種目は少なくなっています。そしてパラリンピックだけにある種目として「こん棒投げ」というのがあります。

もともとパラリンンピックが始まった当初は“投てき”の4種目しかありませんでした。
投てきと聞くと、砲丸投や円盤投、やり投を想像しますが、障がいによって握力がなくやり投げができない選手を対象に行われているのが「こん棒投」です。

こん棒はボーリングのピンのような形をしていて、木材や金属でできています。長さ約40cm、重さは397gで、やり投と同じ規則で行われますが、投げ方は自由です。

パラリンピック陸上の過去のメダルと選手

どの種目でどれだけの記録をだせばすごいのか、参考になるのが「パラリンピックの大会参加基準」です。

>>> 東京パラリンピック参加基準を見てみる(国際パラリンピック協会)

ここにハイパフォーマンスとエントリー標準記録が乗っています。まずはエントリー基準をクリアしないとパラリンピックに参加できないのはオリンピック陸上と同じです。

2016年リオパラリンピック出場種目とメダル成績

前回2016年のリオパラリンピックでの出場種目は、男子10種目/13種目、女子7種目/13種目(クラス含まない)で出場しています。

【男子・出場種目とメダル】

  • 100m
  • 400m:佐藤友祈(T52 )銀メダル/58.88
  • 800m
  • 1500m:佐藤友祈(T52 )銀メダル/3:41.70
  • 5000m
  • 4×100m(T42-47):銅メダル/44.16
  • 走高跳び
  • 走幅跳び:山本篤(T42)銀メダル/6.62
  • 砲丸投げ
  • マラソン:岡村正広(T12)銅メダル/2:33.59

【女子・出場種目とメダル】

  • 100m
  • 200m
  • 400m:辻沙絵(T47)銅メダル/1:00.62
  • 800m
  • 1500m
  • 走幅跳び
  • マラソン:道下美里(T12)銀メダル/3:06.52

今年のパラ世界陸上では、佐藤友祈選手が車いすT52クラスの400m、1500mで金メダルを獲得しています。

また、男子走幅跳びの山本篤選手は前回のリオパラリンピックで銀メダル、直近の世界陸上選手権では3位の銅メダルを獲得しています。

前回のパラリンピックでは金メダル0だっただけに、東京パラリンピックでのメダル獲得が期待されます。

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