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日本陸上選手権で男子100mと男子200mのダブル優勝を果たしたサニブラウン選手が、早くも2019年世界陸上選手権(2019年9月27日~)の日本代表が内定しました。

その世界陸上の選考条件として、

  • 日本選手権終了時点で参加標準記録を満たした、第 103 回日本陸上競技選手権大会優勝者。

という条件に該当します。
日本選手権での記録は、100m:10.02秒(大会新記録)、200m:20.35秒と参加標準記録もクリアしています。

ちなみに「参加標準記録」とは、その大会にエントリーできる最低限の記録(実績)のことです。今回の世界陸上では前回のロンドン大会より、厳しくなっています。

参加標準記録の対象となる期間は、2018年9月7日~2019年9月6日までの大会記録です。この期間中に残した正式記録が参加標準記録を上回っていれば“代表候補”になります。

サニブラウン選手は日本選手権優勝者であり、参加標準記録もクリアしているため内定が決定しました。

陸上トラック・フィールドの出場枠は3名となっているので、7月1日の決定時点で内定が決まっていなければ、残りの出場枠で再選考が行われます。

次回は参加標準記録の有効期限2019年9月6日までと9月7日以降の最終エントリー9月16日までが、選考期間となります。

オリンピック陸上のトラック・フィールドの選考は、実質2019世界陸上選手権から始まっています。2019年7月1日に更新されたオリンピック日本代表選考要項には今回の世界陸上の成績が、選考基準に含まれているため、早ければこの世界陸上(9月27日~10月6日)で内定を獲得する選手がでてくることになります。

参考 >>> 「東京オリンピック陸上競技の代表選手はいつ、どうやって決まる?

それだけ注目の大会が世界陸上2019です。

世界陸上2019代表選手内定者と可能性のある候補者

世界陸上の日本代表枠は全ての競技で3人枠です。サニブラウン選手の他にもまだ代表選手となる可能性のある候補者はいます。

現時点で参加標準記録の条件をクリアしている選手は意外に少なく、参加種目もぐっと少なくなります。日本が世界陸上に参加できる種目になります。これは日本がオリンピックでメダルが狙える強化種目とほぼ同じです。

この陸上世界選手権に出場できれば、オリンピックの代表選考の機会が増えることになりますが、絶対ではないので安心してください。

世界陸上2019 代表の可能性のある候補選手(一般)

【男子】

  • 100m:サニブラウン(内定)、山縣(10.01秒)、桐生(10.01秒)、小池(10.04秒)
  • 200m:サニブラウン(内定)、桐生(20.39秒)
  • 110mハードル:高山(13.36秒)、金井(13.46秒)
  • 400mハードル:安部(49.16秒)、豊田(49.25秒)
  • 3000m障害物:塩尻(8分27.25秒)
  • 4×400mリレー(世界リレーで出場権獲得)
  • 走高跳:戸邉(内定)、衛藤(2m30)
  • 棒高飛:山本(5m71)
  • 走幅跳:橋岡(内定)
  • 十種競技:右代(内定)

【女子】

  • 100mハードル:木村文子(内定)
  • 5000m:木村友香(内定)、田中希実(15:15.80)、岡本春美(15:20.56)
  • 10000m:鍋島莉奈(内定)、山ノ内みなみ(31:16.48)、新谷仁美(31:22.63)、岡本春美(31:28.20)、鈴木亜由子(31:33.62)、矢野栞理(31:44.13)、堀優花(31:48.93)
  • やり投げ:北口(内定)

【男女混合】

  • 4×400m(世界リレーで出場権獲得)

世界陸上2019 リレーメンバー候補

リレーは今年2019年5月に開催された世界リレーの上位10位とワールドリスト(ランキング)上位6チームの計16チーム(各国1チーム)が出場できます。

日本は男子4×400mは世界リレーで4位、男女混合4×400m3位だったため、出場権を獲得。男子4×100mは世界リレーでは失格だったもののワールドリスト5位のため出場権があります。

その各リレーの候補者は、


女子のリレーは男女混合だけという少し残念な結果ですが、来年のオリンピックだでまだまだ時間があります。女子は100m、200m含めて期待したいですね。

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