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2020年の東京オリンピックで人気、注目はやはり「陸上競技」という方も多いのではないでしょうか。

他の競技では、段々と代表選手の内定者が出ていますが、陸上競技においてすでに内定が決まっている(一部)のは「男子競歩」だけです。

残りの100m、200mの短距離や他トラック競技、フィールドの種目はまだ内定者は出ていません。

陸上の短距離、リレーの最終内定者はいつ?、決める方法は?

東京オリンピックが開催せれるのは2020年7月31日~8月9日です。陸上の選考スケジュールは、以下の通りとなっています。

2019年12月:リレー各種目の出場(内定)決定
2020年6月29日(月):第1次日本代表内定選手発表
2020年7月1日(水):WA/ワールドアスレテックス(旧IAAF)のランキング及びオリンピック参加資格者の発表
2020年7月2日(木)以降:第2次日本代表内定選手発表

結構ギリギリになってからの内定者発表です。

これは2020年6月29日が参加標準記録のシーズン有効期間(2019年5月1日~2020年6月29日)の最終日となっていて、それまでに競技成績で獲得したポイントを基にランキングがでることになるためです。

東京オリンピックでは、選考条件に「参加標準記録」という実績による参加資格の足切りタイムがある上に、ランキング制が設けられ、より参加条件が厳しくなっています。

選手がオリンピックに参加するためには、日本の選考基準の

  • 選考レース(WA認定の各競技会)3位入賞
  • ワールドランキングでの参加条件
  • 参加標準記録のクリア

の条件を満たさなければなりません。

最終的には、参加標準記録をクリアしなくてはいけないので、日本国内だけでなく世界レベルでの条件が課せられることになります。

リレーは日本代表としてオリンピック参加はできる?

リレーの参加(内定)は、2019年12月に決定となっています。
オリンピック出場内定条件の1つに、ドーハ世界陸上2019で3位入賞(参加標準記録クリアした上で)というものがありました。

この世界陸上のリレー種目で参加したのは、
・男子4×100m
・男子4×400m
・男女混合4×400m

この中で、オリンピック参加資格の条件をクリアしたのは「男子4×100m」です。
男子4×100m結果:3位(記録37.43秒-アジア新記録)
世界ランキングは堂々の3位となっています。

日本のオリンピック選考基準のドーハ世界大会の3位入賞をクリアし、且つオリンピック参加標準基準の、

  • ドーハ世界陸上上位8カ国
  • WAランキング上位8カ国

の両方ともクリアしているため、オリンピックへの参加は確実と言えます。
ちなみにドーハ世界陸上での、男子4×100mリレーのメンバーは、

  • 多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン アブデルハキーム、小池祐貴

でした。

陸上短距離、フィールド競技の代表者内定の時期と選考試合(方法)

選考条件のドーハ世界陸上の成績をもって、内定した短距離、他トラック競技、フィールド競技の選手は男子競歩20km、男子競歩50kmのみです。

>>> 競歩の内定者、内定決定の方法を見る

では、残る短距離、他トラック競技・フィールド競技の内定選考スケジュールと方法(選考大会)についてみていきます。

最終的な内定者決定の発表は、前述した通り2020年6月29日、2020年7月2日以降です。
その間ランキングに関係する試合と日本内の選考会となる大会がいくつかあります。

【陸上代表選考に関わる大会】

2020年4月19日(日)~5月3日(日):2020日本グランプリシリーズプレミア
2020年5月10日(日):ゴールデングランプリ
2020年6月13日~14日:第104回日本選手権混成
2020年6月25日~28日:第104回日本選手権
これらの競技会で日本人選手内で3位入賞、且つオリンピック参加標準記録をクリアした人が内定になります。

短距離、トラック種目、フィールド種目での内定に近い選手

すでに参加標準記録をクリアしている、一歩先の選手は以下の通りです。

  • 男子100m:サニブラウン9.97秒、小池祐貴9.98秒、桐生祥秀 10.1秒
  • 男子200m:サニブラウン20.08秒、小池祐樹20.24秒
  • 男子110mH:高山峻野 13.25秒
  • 男子400mH:安部孝駿 48.80秒
  • 女子10000m:新谷仁美 31:22.63
  • 男子走幅跳び:橋岡優輝8.32m、城山正太郎 8.40m、津波響樹 8.23m
  • 女子やり投げ:北口榛花 64.36m

試合優先として、

①日本選手権順位>②ワールドランキング(2020年7月1日付け)>
③日本グランプリシリーズプレミア順位>④ゴールデングランプリの順位となります。

2020年の東京オリンピックの各種目の参加標準記録は以下の通りです。

《東京オリンピック2020参加標準記録》

男子
参加記録
種目 女子
参加記録
10.05 100m 11.15
20.24 200m 22.80
44.90 400m 51.35
1:45.20 800m 1:59.50
3:35.00 1500m 4:04.20
13:13.50 5000m 15:10.00
27:28.00 10000m 31:25.00
13.32 110mH/100mH 12.84
48.90 400mH 55.40
8:22.00 3000mSC 9:30.00
2.33 走高跳 1.96
5.80 棒高飛 4.70
8.22 走幅跳 6.82
17.14 三段跳 14.32
21.10 砲丸投 18.50
66.00 円盤投 63.50
77.50 ハンマー投 72.50
85.00 やり投 64.00
8350 十種競技/七種競技 6420
ドーハ世界選手権上位8カ国
+WAランキング上位8カ国
R4×100m
R4×400m
ドーハ世界選手権上位8カ国
+WAランキング上位8カ国
ドーハ世界選手権上位8カ国
+WAランキング上位8カ国
混合R4×400m

 

 

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