陸上競技は走るだけでなく、高跳びや幅跳びなどいわゆる「跳躍競技」があります。
どのような種目があるかご存知でしょうか。跳躍競技の種目について見ていきましょう。

走幅跳

跳躍競技の種目

陸上競技の歴史と世界記録の公認 の記事にあるように、陸上競技のルール決めや世界記録の公認は、国際陸上競技連盟(IAAF)が行っています。
IAAFが公認している跳躍競技は以下の4つです。現時点の世界記録も合わせて記載します。

走高跳 ハビエル・ソトマヨル 2m45cm
棒高跳 セルゲイ・ブブカ 6m14cm
走幅跳 マイク・パウエル 8m95cm
三段跳 ジョナサン・エドワーズ 18m29cm

それぞれの種目の特徴と世界記録の動画を見ていきましょう。

走高跳の特徴と世界記録

跳び越えるバーの高さを競う種目ですね。同じ高さで三回失敗すると失格となります。
身長が高く、腰の位置が高い人ほど有利とされています。

どんな跳び方をしても良いわけではなく、必ず片足で踏み切らなくてはいけません。
体操選手が床運動の競技ではすごい高さを跳んでいますが、あれは両足で踏み切っているためで、走高跳で同じ跳び方をすれば失格となります。

古代オリンピックから行われている種目ですが、跳び方は、はさみ跳び→ベリーロール→背面跳びと変化しています。
これからも新しい跳び方が生まれるかもしれませんね。

YouTube:1993年スペイン ハビエル・ソトマヨル 2m45

ハビエル・ソトマヨルは1993年に世界記録を出して、その年の世界陸上競技選手権大会でも優勝しています。
20年以上経った今でも破られていない記録です。

棒高跳の特徴と世界記録

棒高跳は、跳躍競技で唯一道具(ポール)を使って、その反発力により高く跳ぶ能力を競う種目です。
走高跳で必要な助走スピードと跳躍力に加えて、ポールをうまく扱う能力や上半身の筋肉も必要です。
また、練習や競技をするには、それなりに施設が必要なのも棒高跳の特徴です。

ポールの長さや素材は特に規定はないようです。
短すぎると高く跳べないですし、長すぎると重くなり助走のスピードが出ません。
自分に合ったポールを選ぶことが大切です。
材質は最初は木材でしたが、あまり曲がらないので記録は出ませんでした。
その後、材質が竹になり記録は急上昇しました。日本では竹は入手しやすいので、この頃は日本の棒高跳は世界のトップレベルだったそうです。
今では、ガラス繊維強化プラスチックが使われていて、竹の頃より大幅に記録が更新されています。

YouTube:1994年イタリア セルゲイ・ブブカ 6m14

セルゲイ・ブブカは世界陸上6連覇という偉業を果たして「鳥人」と呼ばれました。知っている人も多いと思います。
これほどの選手ですが、オリンピックとは相性が悪く、金メダルは1回だけでした。
ちなみに、6m14cmは屋外の記録で、屋内では2014年にフランスのルノー・ラビレニという選手が6m16cmの記録を出しています。

走幅跳の特徴と世界記録

走幅跳はわかりやすいですね。
助走、踏み切り、空中動作、着地の一連の動作を行い、遠くへ跳ぶ能力を競う種目です。
助走の距離に限度はありません。
踏み切りは片足でも両足でもよいですが、両足で踏み切ると助走のスピードが生かせないため、片足の方がより遠くへ跳べます。
跳び方には、空中では上体を大きくそらして着地で手足を前に出す「反り跳び」と、空中で走っているように交互に手足を出す「はさみ跳び」があります。
跳ぶ距離が5m以内なら反り跳び、それ以上ならはさみ跳びが有効とされています。
トップレベルになると、3回半から4回交互させるはさみ跳びをしています。

YouTube:1991年世界陸上東京大会 マイク・パウエル 8m95

これはテレビなどで見た方も多いのではないでしょうか。カール・ルイスとの激闘の上での世界記録でした。
あの大会から20年以上経った今でも破られていない記録です。

三段跳の特徴と世界記録

三段跳は、助走から3回の跳躍による距離を競う種目です。跳躍はそれぞれ「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」と呼んでいます。
ホップ・ステップは同じ足、ジャンプは反対の足で踏み切る必要があります。
交互に踏み切っていると思っていたのですが、そうではないのですね。
走幅跳で必要な助走のスピードと跳躍力に加えて、独特のリズム感が必要とされます。

YouTube:1995年世界陸上スウェーデン大会 ジョナサン・エドワーズ 18m29

ジョナサン・エドワーズはこの大会1回目の18m16cmで世界記録、2回目の跳躍で18m29cmを跳んで連続して世界記録を更新しています。

跳躍競技まとめ

跳躍競技を見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
4種目とも跳ぶことは共通していますが、全く別の競技ですね。
また、4種目とも世界記録が20年以上前のものというのは興味深いです。

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