2020年東京オリンピック・パラリンピックのボランティアについて、大会組織委員会と東京都は、22万人以上の応募があったと発表しました。
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「大会ボランティア」に18万6000人余りが応募
織委員会は、2020年の東京五輪大会で競技運営のサポートなどを担う「大会ボランティア」に応募した人の数が186,101人に上ったことを明らかにしました。
募集は9月26日に開始し、すでに締め切られていますが、募集人員の8万人を大幅に上回っています。
また、21日の締め切り最終日に起きたシステム障害の影響で今も9,350人の応募の登録が完了していないため、人数はさらに増える見通しです。
「都市ボランティア」に3万7000人余りが応募
一方、会場周辺の道案内などを担う都市ボランティアについて、東京都は2万人の募集人数に36,649人が応募したと発表した。
東京都は、再来年の東京オリンピック・パラリンピックの期間中に都内で観客の案内などを行う都市ボランティアの最終的に応募した人の数が募集人数の1.8倍にあたる3万6649人になったと発表しました。 https://t.co/LXbvxsxdNX
— NHKスポーツ (@nhk_sports) December 26, 2018
東京都の都市ボランティアは、東京大会の期間中に競技会場や選手村で大会運営に関わる大会ボランティアとは別に、空港や駅、それに競技会場の周辺で観客の交通・観光の案内などを行います。
東京都の小池知事は、記者会見で、「都市ボランティアの皆さんが、会場のそばや駅などで貴重な経験を重ねていただくとともに、おもてなしの代表を務めていただくことを期待したい」と話していました。
希望活動分野に偏り
応募に当たり、大会ボランティアが9分野から3つまで選べる活動分野別では、競技部門に10万人超、総合運営や式典部門に各5万人超が集まりました。
選手や関係者を車で送迎する移動部門は、組織委が掲げる目安の半数程度の約6千人に応募者数が止まってしまいました。
【社会】東京五輪ボランティア 18万応募 運転手は不足https://t.co/VYDo6eJVpK
— 東京新聞(TOKYO Web) (@tokyo_shimbun) December 27, 2018
組織委は、希望分野を指定しなかった約4万3千人に移動部門の担当を働きかけるほか、スポンサー企業や業界団体を通じた追加募集も検討しているようです。
外国籍の応募者への対応
今回の募集結果としてもう1つの特徴は、外国籍の応募が全体の37%を占めていることです。
16年リオデジャネイロ五輪を除いて、最近の大会でボランティアを実施した外国人の割合は3~5%とされており、東京大会の多さは異例と言えます。
組織委は過去の大会で海外からの応募者が直前に辞退したケースがあったとことを考慮し、テレビ電話で面談し、慎重に審査する予定でいます。
応募者の男女や年齢の比率
応募者の男女比率は男性37%、女性63%と女性が多い結果となりました。
さらに、年代別(応募時点)で見ると、全体では20代が最も多く29%だったが、日本人だけで見ると20代は13%と低調に終わりました。
日本人に限定すると10代(現時点で16~19歳)が最も多く、全体の25%を締めました。
全体を見ますと、日本人を通じて30代が11~12%と一番少ない人数のグループでした。
五輪ボランティア応募18万人 目標の2倍超す 目立つ外国籍3分の1強:朝刊社会面から
https://t.co/DeehbUbfVz— 日経ヨクヨム (@4946nikkei) December 26, 2018
今後は2019年2月から応募者を対象にした書類選考や面談、そして研修などが行われ、再来年3月ごろに採用が正式に決まるというスケジュールとなっています。
2020年の東京五輪の無事な遂行の大きなカギを握ると言われている大会と都市ボランティア達に大きな無期待がかかっています。
その選任手続きがいよいよスタートしました。
選ばれた皆さま、是非、頑張って大会を無事に成功させて下さい。