このサイトでも度々語っているように筋肉のタイプは3つあり、1速筋タイプ、2遅筋タイプ、3両方をバランス良く兼ね備えたタイプ
日本人に一番多いのは3。そして、一番少ないのは1番じゃ。
そして何と言っても興味深いのは日本人には2が世界の中でも多いという事じゃ。
遅筋タイプは持久力のある赤筋の比率が高いタイプでマラソン選手や長距離の水泳選手などに多いと言われているそうな。
ケニアなどの東アフリカにも多数存在するとの研究結果が出ている。
逆に、1の速筋タイプは黒人にもっとも多く西アフリカや南アメリカ等に多数存在するそうな。
思い出してみればウサインボルトやヨハンブレークはジャマイカ出身、タイソンゲイやカールルイスは南アメリカ系だったじゃろ?
3は全世界でも一番人口が多いそうな。
良く言えば両方をバランス良く兼ね備えたタイプ、悪く言えば没個性と言えそうな・・・
しかしワガハイとしてはこのタイプが一番選択肢が広いのではなかろうか?
なぜなら偏りが無い訳だから才能がある無いで悩む必要が減る。むろん、筋肉以外の技術の才能とかは別として。
筋肉だけで見た場合、短距離走に有利なのは1の速筋タイプじゃとこのブログでも散々言った通り。
このタイプは3つの中で最も速く走る事に対して優れた筋肉の比率が高いのじゃ。何でかって言うと速筋は筋収縮のスピードが遅筋の2倍だからじゃ。
だからと言って例え2の遅筋タイプだったとしても諦める事は全く無い!!
遅筋タイプの方でもトレーニングの仕方次第ではかなり速くなる事が出来る!
例えば、このタイプは神経系が有利と言われているのでそれを鍛えればピッチを速くする事が出来るのじゃ。
また、速筋型だから足が速い。遅筋型だから足が遅い。というのは全くもってナンセンスである。
ワガハイのスプリント仲間の一人に遅筋型がおるがコヤツは小学校、中学校の時クラスで一番足が速かったそうな。
タイムを聞いてみても小学校6年で7秒4中学校3年で6秒6となるほど悪くない数値じゃ。とも思えた。
さすがに高校時代はコヤツよりもっと速いやつがいたと言っていたがな。それでも高校3年で6秒1を出したのだから面白いもんだ。
こやつに筋繊維タイプの診断をしてもらったら「遅筋派」という結果が出て本人は驚いていたそうな。
その理由は言うまでも無い。過去誰よりも足が速く速筋型だと思っていたからである。
しかし、持久力を要する競技や長距離走でワガハイと勝負してみたところコヤツは目覚しくワガハイを引き離して勝利しおった。
なるほど
ここでワガハイは思ったのである。
遅筋型=足が遅い。しかし、持久力がある。では無く
遅筋型=足が速い場合がある。しかし、持久力がある。だということを確信したのじゃ。
逆に
速筋型=足が速い。しかし、持久力が無い。では無く
速筋型=持久力がある場合がある。しかし、瞬発力がある。という事でもあるのだ。
これはつまり筋繊維のタイプというのはあくまでも潜在能力を知る為にあるツールと言えよう。だから今現在足が速いだの遅いだのでどっちのタイプかを予想してもあまり意味が無いということじゃ。
しかし、真剣に世界で通用するようなアスリートを目指す人にとっては極めて重要な指標とも思えてならん。
アスリートは自分の力を磨かなければならない。その過程で大きく力が付くターニングポイントがある。
そのターニングポイントは潜在能力が鍵を握っているからでもあるのじゃ。
つまりは、ある程度のところまでいって伸び悩むのか!?それとも、ある程度のところまでいっても更に伸び続けるのか!?
この違いが遺伝子にあらわれるということじゃ。
もし今あなたが今後どのような競技で世界を目指そうかお悩み途中であるのなら是非とも遺伝子を調べて見ることを強くおすすめする。
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