2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が今月、東京のお台場が舞台となるトライアスロンのコースを発表しました。
組織委員会は「史上最も都会的なコースになる」として、レインボーブリッジを望むメイン会場やシンボルプロムナード公園を通過し、観覧車の近くをバイク(自転車)で駆け抜ける計画を披露しました。

「史上最も都会的なトライアスロン・コースになる」

発表された2020年東京五輪のトライアスロン・コースでは、男女個人競技において、お台場海浜公園内に設置する浮桟橋から選手達は飛び込んでスイムをスタートします。
それから、1キロを1周泳ぎ、さらに500メートルを1周することになります。
バイク(自転車)は、ベイエリアの5キロを8周するコースが設定されました。
スポーツ・クライミングなど都市型スポーツが行われる「アーバン・クラスター」や商業施設を縫うように走るルートとなっています。
ランは、お台場海浜公園周辺の2・5キロを4周走るコースに決まりました。
発表された2020年東京五輪・パラリンピックのトライアスロン・コースの高低差は、バイクは19メートル、ランは1メートルと平たんなため、角度のきついカーブを多く設定してテクニカルコースに仕上げたそうです。
距離の短い新種目の混合リレー、バラリンピックは別コースとなりました。
パラリンピックのバイクは、有明テニスの森公園前を通って豊洲市場手前で折り返すコースが用意されます。
五輪は男子が2020年7月27日、女子は同28日、混合リレーは8月1日に、いずれも午前8時スタートで実施されます。
パラリンピックは日程、実施カテゴリーともにまだ未定です。

観客も楽しめる東京五輪・パラリンピックのトライアスロンのコース

発表された2020年東京五輪のトライアスロン・コースについて、田山寛豪さん(オリンピック トライアスロン/アテネ2004大会・北京2008大会・ロンドン2012大会・リオ2016大会)は観客も楽しめるコースだと期待を寄せています。
田山さんは、「トライアスロンは、過去のオリンピックで男子個人のレース日に70万人の観客を集めた人気競技です。
2年後にトライアスロン・パラトライアスロンの競技会場となるお台場海浜公園や港区、江東区の沿道が多くの観客で埋め尽くされることを想像すると、大会に出場し、その興奮を体感することができるアスリートを本当に羨ましく思います。
会場からは、東京タワー、レインボーブリッジ、スカイツリー、豊洲市場など東京の名所が一望できることから、まさに東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の「ショーケース」となるような競技体験になると確信しています。
また、アスリートが安全に競技を行うため、そして大会後のレガシーのために水質確保が行われ、持続可能性のあるオリンピック・パラリンピックになることを願っています。」と期待を語っています。

トライアスロン:スイム、バイク、ランの3つの競技を制する真の鉄人は誰だ

オリンピック委員会の競技概要によりますと、「トライアスロンは、スイム(水泳)・バイク(自転車ロードレース)・ラン(長距離走)の3種目を、この順番で1人のアスリートが連続して行う耐久競技。
ラテン語の3を表すトライと、競技を意味するアスロンを組み合わせて名付けられた。
オリンピックでは、スイム1.5キロメートル、バイク40キロメートル、ラン10キロメートルの、合計51.5キロメートルで着順を争う。
男子のメダリストは1時間45分ほど、女子のトップは2時間を切るスピードで駆け抜けてゆく。
スポーツトライアスロンは、1974年に初めてアメリカで競技大会が開催された比較的新しいである。
シドニー2000大会から正式競技となり、男女とも実施されている。
東京2020大会では、新種目として男女による混合リレーが行われる。」

各種目の詳細と地図:

オリンピック トライアスロン 個人(男子/女子)

スタート・フィニッシュ:お台場海浜公園
距離:
水泳(スイム)1.5km(1km+0.5km)
自転車(バイク)40km(5km×8周回)
ランニング(ラン)10km(2.5km×4周回)
コース図

オリンピック トライアスロン 混合リレー(新五輪種目)

スタート・フィニッシュ:お台場海浜公園
順序:女子→男子→女子→男子
距離(1人当たり):
水泳(スイム)300m
自転車(バイク)7.4km(3.7km×2周回)
ランニング(ラン)2km(1km×2周回)
コース図

パラリンピック トライアスロン 個人(男子/女子)

スタート・フィニッシュ:お台場海浜公園
距離:
水泳(スイム)750m
自転車(バイク)20km(5km×4周回)
ランニング(ラン)5km(1.66km×3周回)
コース図

トライアスロンの「第4種目」も見どころ

トライアスロンには、スイム(水泳)・バイク(自転車ロードレース)・ラン(長距離走)の3種目の駆け引き以外に、「トランジション」と呼ばれている「第4種目」があるのです。
選手達には、競技中スイムからバイク、バイクからランへと種目を転換するための「トランジション」も重要なポイントなのです。
トランジションエリアで、次の競技に合わせたウェアに着替え、シューズを履き替えるが、この時間も総合タイムに含まれるわけです。
そこで選手は素早くスムーズに着替えねばならず、ウェアやシューズ、ヘルメット、サングラスなど用具の配置にも各自工夫を施して、無駄な動きを省くように努力しています。
例えば、少しでもタイムを縮めるために、バイクシューズをあらかじめペダルに付けておき、走りながらシューズを履くほどシビアに時間を節約しています。
トランジションは、トライアスロンの第4種目と言われることもあるほど選手にとっては重要なポイントで、観客の我々も、「鉄人達」の工夫に注目したい「第4種目」ですね。

競技にも景色にも見所がある東京オリンピック・トライアスロンのようですね。
近々お台場海浜公園へ下見に行きたくなりました。

 

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