2020年3月1日に開催される東京マラソンは、東京オリンピックの代表の最後の1枠をかけた選考レースとなっています。
国内外の選手がエリート枠でエントリー(招へい)していて、日本選手11人もレースに参加します。
オリンピック代表者の選考レースは、3月1日の東京マラソンと3月8日のびわ湖マラソンだけなので、この東京マラソンで日本人1位、びわ湖マラソンでの日本人1位のタイムで決まります。
今回の残り1枠は「出場設定基準(日本代表)」で決まりますので、その時間より早くなければ内定には至りません。その設定記録が【2H05分49秒】なので、これは大迫傑選手の自己ベスト記録(=日本記録)を0.01秒上回る記録です。
ここにいちばん近い記録を残しているのが、東京マラソンに出場する大迫傑選手、設楽悠太選手、井上大仁選手です。
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男子マラソンの有力候補者の成績と記録は?
やはり注目されているのは東京マラソン出場の大迫傑選手、設楽悠太選手、井上大仁選手の3選手とびわ湖マラソンに出場する荻野皓平選手、鈴木健吾選手です。
東京マラソン出場チーム3人の自己ベストタイムが2時間10分以内なのに対して、びわ湖出場チーム2人の自己ベストは2時間10分をオーバーしていることから、東京マラソンでのタイムが重要になってきます。
東京、びわ湖マラソン大会出場のMGC資格保有者と記録
- 東京マラソン出場MGC保有者:大迫傑、設楽悠太、井上大仁、山本憲二、 佐藤悠基、園田隼、上野大地、、堀尾謙介、河合代二
- びわ湖マラソン出場MGC保有者:荻野皓平、鈴木健吾、大塚祥平 、山本浩之
それではここ最近の成績を比べてみたいと思います。
- 候補1:大迫傑
WAランキング日本人内4位
自己ベスト:2:05.50(2018年シカゴ大会)
シーズンベスト:2:11:41(2019年MGC3位) - 候補2:設楽悠太
WAランキング日本人内1位
自己べスト:2:06.11(2018年東京大会)
シーズンベスト:2:07.50(2019年ゴールドコースト) - 候補3:井上大仁
WAランキング日本人内56位
自己ベスト:2:06.54(2018年東京大会)
シーズンベスト:2:11.53(2019年ボストン大会) - 候補4:荻野皓平
WAランキング日本人内55位
自己ベスト:2:09.36(2018年東京大会)
シーズンベスト:2:10.15(2019年ハンブルグ) - 候補5:鈴木健吾
WAランキング日本人内40位
自己ベスト:2:10.21(2018年東京大会)
シーズンベスト:2:11.36(2019年ハンブルグ)
このファイナルチャレンジに出場する選手は、設定記録が【2H05分49秒】より早く1位になれば即内定です。しかしこの大会で決まらない場合はMGCの3位の選手、つまり大迫傑選が内定となります。
東京マラソンに出場する選手は、泣いても笑ってもこれが選考の最終となります。びわ湖大会まで1週間という待ち時間も結構プレッシャーですけど、、。
マラソンは会場が変更になったり、感染症の影響で参加者が減ったりと影響大ですが、負けずにがんばって欲しいですね。応援しましょう!
あと、マラソンシューズにも注目ですよ。
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