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今年2019年9月にカタールのドーハで開催される「世界陸上選手権2019」には、すでに陸上のトラック競技では男子200mにはサニブラウン選手が内定しています。

これまでの桐生選手の日本記録9.98秒を上回る、9.97秒のタイムで日本記録をぬりかえたのも記録に新しいです。

そんな陸上短距離界の躍進にはやはり、選手を支えるスパイクの存在があります。

最近のマラソンでも上位10番着をナイキのスパイクがほぼ独占していたように、短距離でもその傾向があるのでしょうか?

>>> 「マラソンにナイキ旋風!日本新記録の大迫選手のマラソンシューズに注目が集まるワケ

日本選手だけでなく、気になる海外の選手も見て行きたいと思います。

日本人の短距離100m9秒代記録選手のスパイク

現在、日本人で短距離の100mで9秒代を記録した選手は3人います。

桐生祥秀選手/日本人初の9秒代記録(9.98秒)

桐生選手の走りを支えてきたのは日本のメーカー「アシックス」です。世界陸上2019の選考も兼ねた日本選手権で桐生選手が履いていたのは、

  • アシックス JET SPRINT(ジェットスプリント)

フラットソールが最大の特徴。足裏全体で地面をとらえる感覚で、走り出しのスピードを推進させることができる。

ちなみに2017年に日本人初の9秒代の記録を出した時のシューズは2017年モデルで9.98モデルとも言われています。その特徴は軽量で片足の重量が約120gとなっています。

サニブラウン選手/9.97秒の新日本記録保持者

日本新記録の9.97秒を記録したのは2019年の全米学生選手権でしたが、その後行われた日本選手権で100m、200mで優勝し世界陸上への参加を決めています。
その時に履いていたシューズは、

  • ナイキ ズームスーパーフライエリート 2018年ブルー

このシリーズは陸上界では人気で2018年には出場者の半数が履いていたとも言われています。

ソールの硬さが増すほどタイムが短縮されることがわかっていて、その研究を反映させたソールの硬さとなっています。硬さゆえに、中学生以下には不向きです。

小池祐貴選手/9.98秒で躍進

2019年7月に行われたダイヤモンドリーグで、桐生選手の記録に並ぶ9.98秒を記録した、躍進が続く小池選手です。
この時に履いていたシューズは、サニブラウン選手と同じ

  • ナイキ ズームスーパーフライエリート ホワイト

2019年4月に行われたアジア大会の200mで金メダルを獲得したときも、同種の

  • ナイキ ズームスーパーフライエリート 2018年ブルー

でした。このナイキのシューズは人気ですね。

陸上大国アメリカを代表するスプリンター

ジャマイカのウサイン・ボルト引退後、陸上国アメリカの復活を思わせる選手が台頭してきています。

クリスチャン・コールマン/アメリカ次世代のスプリンター

アメリカ次世代のスプリンターでポスト・ウサイン ボルトとも言われる、アメリカの新鋭です。

現在男子100mの世界ランキングではガトリンをおさえ堂々の1位です。2020年東京オリンピックの男子短距離のアメリカ代表に最も近い選手と言われています。

NIKEとプロ契約を結んでいるため、彼の使用する陸上ウェアはすべてNIKEです。
このコールマンのシューズもやはり、

  • ナイキ ズームスーパーフライエリート

をベースにしたもの。ブラックやホワイトを好んで使っています。

ジャスティン・ガトリン/アメリカ不屈のメダリスト

2004年アテネオリンピックの男子100mで金メダルを獲得。その後2006年にドーピングにより出場停止処分をうけています。

4年間の出場停止処分を受けた後、2012年のロンドンオリンピックでは男子100mで銅メダルを獲得しました。

2017年の世界陸上選手権では35歳にもかかわらず男子100mで金メダルを獲得した、まさに不屈のスプリンターです。
上記、サニブラウン選手と同種のものを使用。

  • ナイキ ズームスーパーフライエリート 2018年ブルー

どうでしょうか。NIKEが多いですね。NIKEは短距離だけでなく、マラソンでもプロジェクトを立ち上げ、選手の育成に取り組んでいます。

試合の時は選手の足元も見てみてください。NIKEのズームスーパーフライエリートの使用率が高いのが分かりますよ。

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