スポンサー広告

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、本日11月11日(月)に東京2020オリンピック聖火リレー、ギリシャ国内聖火リレー、東京2020聖火ランナーおよび聖火採火式、引継式の概要を発表しました。

ギリシャで開催される採火式、ギリシャ国内聖火リレー、引継式はギリシャオリンピック委員会(HOC)が主催で実施します。

オリンピアでの聖火採火式

2020年3月12日(木)に古代オリンピック発祥の地で、聖火を採火する伝統的な儀式である聖火採火式を行います。

今までもオリンピック開催の年に、ギリシャで行われる採火式のテレビ報道を見て、今年はオリンピックイヤーだなと意識し始める人が多いのではないでしょうか。

あの「聖火が生まれる瞬間」の場面を見ると、思わず神聖な気持ちになってしまいますね。

場所はペロポネソス半島のオリンピア、まさにあのゼウスの妻ヘラの神殿跡です。

そこに11人の巫女が古代ギリシャの衣装をまとって、凹面鏡に太陽光線を集め、焦点にかざしたトーチに点火させるのですからその儀式はまさに歴史を感じさせる名シーンと言えるでしょう。

実は、あの神秘的な採火の場面がマスコミ用のリハーサルだと知ってがっかりしました。

本番の儀式は非公開のうえ、男性禁制となっているようです。

オリンピアで東京2020聖火リレーがスタート

古代オリンピア競技場にて第一走者のトーチに聖火を点火、東京 2020 オリンピック聖火のギリシャ国内聖火リレーがスタートします。

ヘラ神殿跡で採火された聖火は、ギリシャ国内聖火リレーの聖火ランナー第一走者に引き渡され、3月12日(木)~3月19日(木)の8日間ギリシャ国内で聖火リレーを行った後、オリンピック開催国へと運ばれます。

野口みずき

ギリシャ国内の聖火リレーにて、開催国ランナーとして野口みずきさん、野村忠宏さん、吉田沙保里さんの 3 人が選出されました。

 野村忠宏

吉田沙保里

オリンピック聖火が復活した日

色々な演出があるにしても、オリンピックには聖火と聖火リレーが無くてはならないとみなが思っているはずです。

しかし、古代オリンピックから連続して聖火が灯されていた訳ではないようです。

古代オリンピックは紀元前9世紀~紀元後4世紀まで続きましたが、ギリシャ帝国の衰退とともに終わりを告げました。

長い時間が経って、近代オリンピックの第1回目は1896年にアテネで開催されました。

しかし、聖火が復活するのは実にその32年後、1928年のアムステルダム五輪においてでした。

また、聖火リレーは1936年のベルリンオリンピックから始まったのです。

聖火リレーは開催国内のみで

その後、毎回、聖火は象徴的な存在となり、オリンピックが開催される度に、聖火台のデザイン、聖火リレーのコース、最終聖火ランナーと注目され続けてきました。

2008年の北京オリンピックまでは、聖火リレーは複数の国を回り、国境を越えながら開催地へ聖火が届けられていました。

しかし、2008年当時、中国政府のチベット弾圧に対する抗議行動が各国で起き、予定していた世界各国の135都市を経由する計画の遂行が困難となりました。

その後、国際オリンピック委員会(IOC)は聖火リレーを(採火場所のギリシャは別として)主催国内のみに限定することとなりました。

あの非公開の採火式で点火されるオリンピック・フレームを是非、早く見たいものですね。

Sponsored Link

こんな記事もどうぞ