2020年東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げる大会のマスコットの名前が決まり、オリンピックは「ミライトワ」にパラリンピックは「ソメイティ」になりました。 https://t.co/sBCJiDTHEj
— NHKスポーツ (@nhk_sports) July 22, 2018
2018年7月22日、東京都千代田区の東京ミッドタウン日比谷にて、森組織委員会会長と小池都知事が東京五輪・パラリンピックの大会マスコットの名前を発表しました。
五輪は「ミライトワ」、パラは「ソメイティ」。
MIRAITOWA & SOMEITYは何を表すのでしょう?
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、大会マスコットの名前を五輪は「ミライトワ」、パラリンピックは「ソメイティ」と発表し、イベントでは等身大のマスコットが初めて登場しました。
尖った耳と青のチェック柄が特徴のミライトワは、日本伝統の市松模様が特徴で、コンセプトは「温故知新」です。
素晴らしい未来が永遠に続くようにとの願いを込めて命名されました。
桜の花びらをモチーフとしたソメイティは、桜の触角と超能力を持っています。
桜を代表する「ソメイヨシノ」と英語の「so mighty(とても力強い)」との組み合わせから発想したということだそうです。
誰が命名したのでしょう?
東京五輪・パラリンピックの大会公式マスコットデザインは小学生の投票で選ばれました。大会エンブレムの市松模様をあしらった「ア案」に決定です!=小幡真帆撮影https://t.co/xA1Migh1NP #東京五輪マスコット #東京五輪・パラ #東京オリンピック pic.twitter.com/YyZ1xbf6wb
— 日経新聞 写真部・映像報道部 (@nikkeiphoto) February 28, 2018
マスコットのデザインは今年2月、全国の小学校、20万5755学級が参加した投票で選ばれました。
しかし、命名はデザインよりも商標審査のハードルが高いため、組織委は開発を1998年長野冬季五輪の大会マスコット「スノーレッツ」の名付けや、「docomo」などのブランド名開発の実績がある「ZYXYZ(ジザイズ)」に委託しました。
ZYXYZ社はマスコット投票時の7000件の小学生へのアンケートを基に候補約30案を作成しました。
その後、英・仏・独・露・中・韓などの9言語で支障はないか、国内外で類似する商標の有無など、徹底チェックを行いました。
最終的には五輪とパラリンピック各30の候補案から組織委の審査会で絞り込んで決定しました。(マスコット審査会メンバーは記事の最後にリストアップします。)
マスコットの名前への反応は?
発表されたマスコットの名前について、東京ミッドタウン日比谷で行われたマスコットデビューイベントに出席した東京都の小池百合子知事は「東京五輪にふさわしい名前が付いた。
ミライトワとソメイティが、(我々の)仲間としてますます五輪を盛り上げていくれる」と期待と喜びを表していました。
マスコットのキャラクターデザイナー、谷口亮さん(43、審査会メンバー)も「個性のある良い名前。すごく合っている」とネーミングに納得していました。
タレントで審査会メンバーの中川翔子さんは「スッキリしていて可愛くてクールで日本らしくて、今回のマスコットに合った素敵な名前だと思います。
このマスコットたちが、世界中の子供たちから愛され、未来永劫歴史に残っていくことを願っています。
マスコット審査会の一員として、マスコットの誕生をゼロから見守ってこれたことは、私の人生の中でとても貴重な経験となりました。
東京2020大会が盛り上がるよう、これからも何ができるか考えていきたいと思います」と期待を込めてコメントしています。
しかし、発表会場でイベントに参加していた人等の中には、「ピンと来なかった」、「(名前が)長すぎる」、「ミライとサクラじゃだめなの?」や「公募にできなかったのか」などと疑問を投げかける声も確かにあったようです。
このような反応を予測していた訳ではないでしょうが、早速、組織委は名前の浸透を目指し、ぬいぐるみやTシャツなど129種類の商品を発売し始めています。
また、オリンピック組織委内では「テレビアニメ化できないか」との案も浮上しているそうです。
2020年東京五輪とパラリンピック開幕までの2年間で、どれだけ皆様に親しんでもらえるでしょうか。興味津々です。
東京五輪・パラリンピックのマスコットがきょう発表されます。
→候補「ア」は五輪、パラリンピックとも市松模様が特徴。
→「イ」は五輪マスコットが招き猫とキツネ、パラリンピックは神社にあるこま犬がモデル。
→「ウ」は五輪がキツネ、パラリンピックがタヌキ。https://t.co/oIQZhscOcO pic.twitter.com/valRuQEKBF— 産経ニュース (@Sankei_news) February 27, 2018
マスコット審査会メンバー
座 長 ・宮田 亮平 文化庁長官
副座長 ・生駒 芳子 ファッション・ジャーナリスト/アート・プロデューサー
委 員
・中川 翔子 歌手/タレント
・杉山 愛 スポーツコメンテーター/元プロテニスプレーヤー
・夏野 剛 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特別招聘教授
・石井 リーサ 明理 照明デザイナー
・北原 照久 株式会社トーイズ代表取締役/ブリキのおもちゃ博物館館長
・谷口 亮 東京2020マスコット作者
・長澤 忠徳 武蔵野美術大学 学長
・あんびる やすこ 絵本作家/一般社団法人日本児童出版美術家連盟理事/一般社団法人日本美術著作権連合副理事長
・石川 和子 一般社団法人日本動画協会理事長
・垣内 俊哉 株式会社ミライロ代表取締役社長
・官浪 辰夫 デザインコンサルタント
・田口 亜希 パラリンピック射撃日本代表/一般社団法人パラリンピアンズ協会理事
・鳥嶋 和彦 株式会社白泉社代表取締役社長
・林 いづみ 弁護士/桜坂法律事務所パートナー/中央大学法科大学院客員教授
・日野 晃博 株式会社レベルファイブ代表取締役社長/CEO
・陸川 和男 株式会社キャラクター・データバンク代表取締役社長/一般社団法人キャラクターブランド・ライセンス協会理事