4 PyeongChang2018

 

オリンピックが開催される度、競技以外で、いつも注目してしまうのは選手村の食事メニューです。2020年の東京五輪のメニューには何が載るのでしょうか?今から気になってしまいます。

「日本の食」を後押し

東京2020年大会における飲食提供に係る基本戦略によりますと、参加選手が良好なコンディションを維持でき、競技において自己ベストを発揮できる飲食提供を実現することを目標とし、その達成に向けて取り組むとともに、大会後も含めて日本の食の分野におけるこれらの一層の進展を後押しする、と二つの大きな戦略を打ち出しています。

つまり、選手の体調への配慮は勿論ですが、大会開催終了後でも、和食が今以上に世界中に広まることを主催者は目論んでいるということになります。

外国人への「おもてなし」

基本戦略の中に、世界の食文化の多様性に配慮しつつ、選手と来場者の外国人が受け入れやすい日本の食による「もてなし」を追求することを大きな目標として掲げています。食材、調理法など、食習慣の違いや宗教上の規制を幅広く受け止められるようなメニューが求められます。

日本の食文化を将来につなげていく取組

日本の食文化に関する基本戦略の概要は次の通りです:

○日本の食文化の発信・継承
・日本の「食」の特徴を活かした提供
食材や調理を工夫しながら大会各場面で提供し、日本食の特徴や魅力を知ってもらう
・おもてなしの雰囲気
リラックスして飲食できる空間を提供
・地域性豊かな食文化
地域特産物の活用
・新しい技術や優れた品質等の発信

○国産食材の活用(地産地消等)
・予算の範囲内で国産食材を優先的に活用

○飲食による復興支援
・被災地食材を活用したメニューを提供、高品質の食材を生産できるまでに復興した被災地域の姿を発信
・被災地食材の安全性の適切な情報発信

○飲食提供の取組の他の関連分野への波及
・大会の飲食提供を通じ、東京や日本全体で、食文化の多様性への配慮がより一層進むことを期待
・将来を担う世代へのプラスの波及効果を期待

外国人だけのための食事ではありません

外国人への配慮も重要ですが、東京オリンピックで食べたり飲んだりするのは圧倒的に日本人が多いのは当然です。そこで、日本人に対しての、ある戦略が込められています。それは、我々日本人が、「自らの食文化の良さを改めて理解し、発信するきっかけとなる」よう、飲食を提供すること、というものです。

まだ東京五輪で提供される食事メニューは発表されていませんが、競技観戦と共に、食べ物にも美味しいジャパニーズ・テイストが期待できそうです。「早く観たい、早く食べたい」という気分になってきました。

PyeongChang2018

 

参考:

公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
飲食戦略検討委員会
座長
・大久保 洋子、 一般社団法人和食文化国民会議調査・研究部会副部会長
委員
・池田 信太郎、オリンピアン(オリンピックバドミントン日本代表)
・小田 敬、オリンピック・パラリンピック大会における選手サポート経験事業者(エームサービス株式会社地区支配人)
・勝野 美江、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会 推進本部事務局参事官
・佐伯 弘一、公益社団法人日本給食サービス協会専務理事
・鈴木 志保子、公益社団法人日本栄養士会理
・髙戸 良之、オリンピック・パラリンピック大会における選手サポート経験事業者(シダックス株式会社シダックス総合研究所主席研究員)
・田口 亜希、パラリンピアン(パラリンピック射撃日本代表・一般社団法人パラリンピアンズ協会理事)
・武田 直克、東京都産業労働局安全安心・地産地消推進担当部長
・田中 彰、東京都オリンピック・パラリンピック準備局運営担当部長
・田中 健一郎、一般社団法人日本ホテル協会(帝国ホテル専務執行役員 総料理長)
・山脇 啓造、明治大学国際日本学部教授(東京都多文化共生推進委員会委員長)
・谷上 裕、東京都環境局資源循環推進部長
・道野 英司、厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課長
・出倉 功一(3 回まで)、農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課長
・西 経子(4 回以降)、農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課長
・仁科 彰則、東京都福祉保健局食品医薬品安全担当部長
・道野 英司、厚生労働省医薬・生活衛生局食品監視安全課長
・山脇 啓造、明治大学国際日本学部教授(東京都多文化共生推進委員会委員長)

 

 

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