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東京五輪開幕6日前にレギュラーシーズン前半戦終了

2020年東京五輪の開催に伴って、各方面でのスケジュール調整が本格化してきました。

言うまでもなく、非常に大きな影響を受けるのは、日本のプロ野球界です。

選手も試合会場も、野球シーズンの真っただ中にオリンピックに貸し出されることとなってしまいます。

そこで、日本野球機構(NPB)は今月11日、都内でプロ野球12球団の営業担当者やアマチュア野球の団体幹部を集めて会議を行い、東京オリンピックがある2年後の2020年のシーズンの日程などについて、機構の基本的方針を説明しました。

東京オリンピックが開催される2020年のプロ野球のシーズンは、ソフトボールが始まる開会式の2日前から中断する方針が以前より決まっていましたが、NPBによりますと、開幕6日前の7月18日までにレギュラーシーズンの前半戦を終え、19日と20日にオールスターゲームを開催して中断期間に入るという予定を想定しているとのことでした。

ペナントレースの後半戦のスタートは五輪の4日後

7月18日までにレギュラーシーズンの前半戦が終わる見込みですが、後半戦の再開の時期についてはオリンピックが終わった直後の場合、日本代表に選ばれた選手がコンディションを整えるのが難しいという意見が各球団から出ています。

このため、日本野球機構は8月9日のオリンピック終了後、4日間の調整期間を設け、14日からペナントレースを再開することで、中断期間を7月22日から8月13日までの23日間とする案を、12日に都内で行われるオーナー会議に諮ることになりました。

2020年のプロ野球:開幕から日本シリーズまでのスケジュール

このような調整が必要なため、日本野球機構は、2020年のシーズンはペナントレースの開幕を例年より1週間程度、前倒しし、日本シリーズの開催時期は10日から2週間程度、遅くする案についてもオーナー会議を経て決定することにしています。

参考のために、2018年のプロ野球のシーズンのスケジュールを調べてみますと、セ・パ両リーグの公式戦の開幕は3月30日でした。

マイナビオールスターゲームは7月13日と14日に行われました。

各リーグのクライマックス・シリーズは、10月13日から15日でファースト・ステージ(レグラーシズンの2位と3位チームの対決)、10月17から22日でファイナル・ステージ(1位チームとファースト・ステージ勝者の対決)が開催される予定となっています。

また、SMBC日本シリーズは、10月27日開始で、第7戦まで続いた場合は、11月4日に行われる計画となっています。

現在の日本野球機構(NPB)が構想するスケジュールで行われますと、2020年の公式戦開幕を現在の3月最終週から約1週間程度早め、逆に11月上旬の日本シリーズ終了は10日から2週間程度遅くなる見込みとなります。

その他の調整事項

試合開催スケジュールだけではなく、2020年日程プロ・アマ全体会議では、五輪の組織委員会から野球会場の横浜スタジアムを6月9日から8月末まで、サッカー会場の札幌ドームは6月15日から8月末までの使用が打診されていることが報告されました。

これに対して、NPBは期間短縮の要請を続けると報告しました。

また、神宮球場については、以前より7月6日から9月13日までの使用が決まっていたそうです。

さらに考慮する問題として、2020年東京五輪の開催の時期は高校野球の地方大会とも重なり、各高野連と諸々の調整を続ける必要があるということでした。

 

日本のスポーツファン、特に野球ファンは2年後の東京オリンピックの野球・ソフトボール競技に絶大なる関心を寄せていて、是非日本チームに金メダルを、と願っているのは間違いありません。

しかし、同じファン達が楽しみにしているプロ野球から高校野球までが大きな影響を受けることとなりそうですね。

上手く調整が出来て、全面的に日本野球にとって記念すべき素晴らしい年になりますように、祈りましょう。

 

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